アングラーズ福袋で入手したレブロス、全体的に気に入ってはいるものの1点どうしても許せないのがT字型のハンドルノブだということ。
何故か入門モデル系ってこのT字ノブが多いんですが、手にあっていないのか使いにくいんですよね。
そして大きな問題はレブロスという機種、ハンドルノブがネジ止めではなくカシメられているので、普通に取り外して交換するのが出来ないのです。
諦めかけていたその時、ハンドルに穴を開けて無理やり取り付けるタイプの交換用ノブを発見したので試してみることにしました。
GOMEXUS Gknob カシメタイプ
見つけたのは人気のリールパーツブランド、GOMEXUSから販売されているカシメタイプ用のハンドルノブで、通常であればネジで止めるだけなものに対し、新しく取り付けるためのシャフトがセットになっています。
ハンドルに開けた穴に付属のシャフトを通し、ネジで止めた後ハンドルノブを新しく取り付けるという手順になります。
これで元々交換できなかったタイプのハンドルノブでも交換が可能になります。
公式サイトに対象リールが記載されているので、交換を検討されている方は確認ください。
参考
【公式】カシメ 圧着 ノブ 改造専用ハンドルノブの購入ページ|ゴメクサスゴメクサス
交換に必要な道具
ハンドルに穴を開ける必要があるので電動の工具が必要です。人力工具で何とかしている記事もありましたが、正直大変すぎます…
手持ちに電動工具がなく新しく購入しないといけない場合は、正直工具代の方が高くなるので大人しく上位のリールを購入する事をオススメします。
電動ドリル本体
鉄工ドリル
バイス
ドライバー
丸ヤスリ
作業開始
1.穴を開けるための中心を計測する
固着したハンドルを外すために接着部分に穴をあける訳なのですが、中心をずらすと必要無い部分まで傷がついてしまいます。
私が今回作業したレブロス5000の場合、シャフト経が5mmだったので半分の2.5mmのところに目印を着けました。
2.ドリルで穴を空けていく
目印をめがけてドリルを突っ込みます。
本当ならバイスを使って机と固定した方が良いのですが、手元に無かったのでクランプを使ってなるべく抑えられるようにしました。
いきなり太いドリルでやろうとすると滑って変な所を傷つけたり、最悪リールを壊してしまうので細いドリルから順々に穴を広げていく形です。
3.ぐらぐら取れそうなら、力で取る
シャフト経の7割程度まで穴をあけると、ぐらぐら手で動かせるくらいになるので、ゆっくり衝撃を与えながらノブを外していきます。
4.Gknobを組む
シャフトをハンドルに取り付ける前に、ノブを組んでしまいましょう。
説明書によるとDAIWAリールの場合【シャフト→ワッシャー→プッシング→ベアリング→ノブ本体→ベアリング→ネジ】という順番のようですが、機種によっても変わってくると思うので、現物合わせでスムーズに回転するように選びましょう。
5.ハンドルの穴を拡張する
ノブを取る際は4mm程のドリルを通せば外れたと思いますが、そのままだとシャフトのお尻が通りません。
5mm必要になってくるので、空けた穴を更に拡張します。
6.ヤスリを使って穴のバリを取る
ドリルで空けた穴にはバリが多く、ハンドルノブの回転を阻害します。
ヤスリを使ってバリを取り滑らかに回るようにしましょう。
7.ハンドルにノブを取り付ける
穴が拡張出来たら5で作ったノブをハンドルに通し、ネジで止めます。
ぐらつきが無いか確認出来たら、ノブのカバーを回して取り付け完成です。
使い心地は最高、ノブのくぼみがちょうど良い
実際に釣行に行って使ってみた感想ですが、元々付いていたT字ノブと比べると手にフィットします。
T字ノブの場合、キャストでハンドルを離しもう一度握るという際にポジションを探す必要がありますが、丸形であればどこを握っても問題なし。細かいことですが何度もキャストが必要なルアー釣りの場合ストレスがかなり減ります。
懸念事項であったスローリトリーブですが、指先をノブのくぼみに当てるとちょうど良く、問題なく巻くことが出来ました。
まとめ:手持ちのリールをランクアップする分には良いアイテム
工具があれば手持ちのリールを使いやすく出来るいいアイテムです。
とはいえ、普通に交換できるタイプと比べると面倒なのには代わりありませんので、今持っているリールがカシメ式のハンドルで、なおかつ工具を所持しているという場合はおすすめです。
逆に新しくリールを買ってカスタムしたい、カスタムのために工具を買うというのはコストパフォーマンスが悪すぎるので、おとなしく元々気に入ったハンドルが付いたタイプか、ネジ式でハンドルノブを交換出来るタイプのリールを購入しましょう。
GOMEXUSでは、ねじ式で交換できるハンドルノブだとかなりのバリエーションがあるので気に入った物を探してみましょう。